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《 大神一郎の 独白。 》 久しぶりに 休みが取れたので、 今日はレニを 連れて、 横濱のある洋館に 遊びに来ている。 今、 二人で住んでいる所は 純和風なのだが、 やっぱりレニは 洋風な家の方が 好きなようだ。 |
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・・・巴里から帰ってきて 俺はすぐにレニと 一緒になった。 が、その頃から レニの霊力は落ち始め、 今では 光武やアイゼンクライトは おろか、 テスト用の模擬霊子甲冑でさえ 動かす事は できなくなった。 ・・・俺がレニの「巫女」 としての能力を 「奪ってしまった」 らしいのだ。 |
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その為、現在は (米田長官やかえでさんの 好意もあり) 帝国歌劇団の 演技指導・補助として 勤務、 「華撃団員」としての 勤務はしていない。 ・・・霊力を失った事が レニにとって 良いことだったのか、 悪いことだったのか・・・。 レニはこの事については 何も言わない。 |
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俺は レニの「可能性」を 閉ざしてしまったのでは ないだろうか。 レニを壊してしまったのでは ないだろうか。 でも、 俺には 「そうする事」以外、 考えられなかった。 「・・・隊長、 あっちの部屋に行って みよう」 「えッ、あ、ああ」 |
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・・・レニはどう思っているのだろう・・・。 俺と一緒になった事を後悔してはいまいか? 霊子甲冑を動かせなくなったと知った時のレニの表情は、 それは複雑なものだった。 その表情が脳裏にちらつき、俺は、レニに尋ねられないままでいる。 「・・・外の庭も綺麗だよ。隊長、外に行ってみよう。」 「・・・うん。」 |
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「今日は割と 曇ってるから、 死にそうなほど暑くなくて 良かったね。」 「ああ、ちょっと 一息つけられて良い感じだ。」 |
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庭のバラ園や、 噴水を回っている間に 日も傾いてきた。 「・・・そろそろ 帰ろうか。」 「うん。」 |
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手をつなぎながら。 ・・・レニの手の温度や、儚いまでの華奢さを感じながら、 「俺がこの子をしっかり護ってやろう、どんな事が起ころうとも。」 と、心に誓った。 それがレニに対して俺ができる、唯一の事だと思った。 |
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