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葬儀には所用で出られなかったので、せめてお焼香にと小田原へ赴く。 その帰り道、そばの海岸で、レニとふたり。 |
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思ったよりも青く、 美しく輝いていた。 ・・・人が亡くなる、っていやだね。 うん。 ・・・隊長は、そんなことないよね。 俺は黙っていた。 レニは堰を切った様に喋り出す。 |
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すくった金魚も、 殆ど死んじゃった。 犬の寿命は約10年、っていうから、 フントもいずれ死んじゃうんだ。 マリアも、 織姫も、 アイリスも・・・・・・ みんなみんなみんな・・・ 死んじゃうんだよ? |
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生きてゆけないと思う。 僕の好きな人たちが死んでしまう位なら、 かわりに僕が死んだほうがいい。 僕の大事な人たちが居なくなってまで 生きるのは耐えられない。 僕はもう、 ひとりぼっちにはなりたくない。 |
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人との「別れ」(生別・死別問わず)に関しては 心の「ゆれ」が大きくなる様だ。 過敏なまでに反応する。 (これは、俺が巴里赴任の為にレニの元を離れた事が トラウマになっている感があるが。) |
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生きている事が怖い。 今、こうして 隊長と過ごしていても、 次の瞬間にはどうなっているか 判らないもの・・・。 僕は、 僕は・・・こわいんだ。 レニの声が、 肩が、 震えている。 |
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