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9月某日(日) 今日は夏の間、(あんまり暑いので)作りかけでほったらかしにしてあった フントの小屋(←レニにずっと責められてた)と、 近いうちにやってくる予定のチャボのつがいの小屋を建てた。 一日仕事だったので、もう夕方近くになってしまった。 ・・・近所の家から、夕飯をつくる包丁とまな板の音が聞こえてくる。 今日の夕飯は何だろうなぁ・・・。 今日はレニの当番だけど・・・。 そんなこんなを考えてたら。 |
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レニがやって来た。 ・・・ちょ、ちょっと 何するつもりなんだい、 レニ!? |
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「往く夏を惜しんで 今年最後の行水」 だって? 隊長も汗くさいし カンナ屑だらけだから 次入れって? ごはんはそれから? ・・・って・・・ レニ・・・。 ・・・はいはい。 湯加減は少し熱めに しておいてくれよ。 |
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熱海の露天風呂を思い出す」 とレニは言う。 ・・・あの時の レニを見るまで俺は、 レニの事を「男の子」とばかり 思っていたんだっけ。 ・・・それが今では レニと所帯を持っている。 考えればすごい事かも知れない、 とひとりで苦笑した。 レニはそんな俺を見て 不思議そうな顔をした。 |
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今更ながら、 レニの体は美しい。 その白い肌には傷ひとつ、 黒子ひとつ無い。 更に 行水で温まった レニの肌は、 透ける様な白さから 次第に淡い薔薇色へと 色を変える。 |
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レニの肌は、 夜、スタンドの わずかな明かりの中で見る 彼女の肌とは また別の美しさがある。 見慣れている筈の ものだが、 余りにも愛おしくて レニの華奢な体を 抱きしめたくなる。 |
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ちいさく、ほそく。 抱きしめると、 脆い硝子細工のように 砕けてしまうのでは、 という危惧を抱く。 しかし最近では、 少しづつ体の線が ふっくらとまろみを 帯びてきて、 だんだん「少女」の体から 「大人の女性」の体へと なりつつあるようだ。 ・・・ちょっと 惜しい様な、 惜しく無い様な。 |
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子供をつくることを 考えてもいいかな・・・。 やっぱり最初は女の子がいいなぁ・・・。 レニそっくりの、ゆるやかなクセっ毛の。 目に入れても痛くないんだろうなぁ・・・。 |
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・・・・・・。 ・・・え?何? 晩ご飯の支度があるから、 もうあがるって? う、うん、判った。 今日の晩ご飯は何? え?内緒?ふ〜ん・・・。 俺がいろいろ考え事を している間に、 レニはすっかり 汗を流していたらしい。 |
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縁側まで戻ってきた。 なになに、 いっぺんコレがやりたかったって・・・? ・・・誰にそんな事教わったの・・・。 え?加山?(あいつヘンな事を・・・。) |
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ぱんつ一丁で コーヒー牛乳一気飲みの レニは、 かわいい・・・ 掛け値なしに 可愛い・・・。 (俺って馬鹿か?) |
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ちょっと涼んで、 戻っていった。 ・・・・・・。 レニはまだ無邪気な こどものようで。 俺とレニのこどもは、 まだずっと 先の事かも知れない。 |
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・・・いくら俺が好きだからといってもねぇ・・・。 「好きな物を食べさせたい」っていう気持ちは判るけど。 ま、いいか・・・。 明日は俺がカレーでも作るかな。 |
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